トンネル設計

トンネル設計とは、トンネル工事を行うために必要な図面・数量を作成するものです。

トンネル設計トンネル設計では、地表からはうかがい知れない複雑な地山の中を、地質調査結果に基づき、施工時に生じると予想される問題点を抽出するとともに、どのように施工していけば、安全で効率的かを提案します。

これにより、発注者は、トンネル工事の規模(工事費)を算出することができます。

トンネル詳細設計における検討項目の一例現地踏査・設計に先立ち、詳細設計に必要な現地状況を把握

設計計画・設計に必要な資料の収集、整理
・標準断面の検討、施工法の選定等の基本的な設計方針の立案

平面図・縦断図作成・トンネル全線の平面線形要素、計画縦断線形及び坑口付近の形状等を作図

地質平面縦断図作成・地質調査資料及び現地踏査結果に基づき、岩質分類にしたがって岩質区分を実施
・上記を地質平面・縦断図として図面化

トンネル断面設計・設計計画で立案した方針に基づき、当該トンネルに適用するトンネル断面を選定又は設計
・掘削方式も設定し、支保工形状寸法や、建て込み間隔等を決定
(数値解析による検討により断面を設計する場合もある)

坑門工設計・設計図書に示す坑門形式の詳細な構造を設計
(壁厚、使用するコンクリート強度、配筋等)

排水工設計・トンネル湧水や路面水を処理するための排水構造物を設計

施工設備計画・工事工程表作成
・工事に使用する機械設備の計画
・工事に使用する電力設備の計画
・工事中の騒音、振動等に対する環境対策の計画
・工事中に生じる汚濁水の処理計画
・その他の設備計画

その他・坑口パースの作成

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